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『ドロのかぶり方』尾藤克之

【概要】

衆議院議員秘書として数々の修羅場をくぐってきた著者が、秘書の仕事を通じて見出した処世術を語ったものです。
不条理に立ち向かい、むしろ積極的に活用すべきというのが著者の立場。

(13.3.8著者さまコメントにより追記)
私の肩書きはコンサルタント&講師なのです。
内容はコンサルタント経験などビジネス経験のなかで培ったものを照射させながら書いています。


アマゾンの内容紹介より。
理不尽なドロも上手にかぶれば、出世の大チャンスです!


これに続けてドロのかぶり方の技術が語られますが、それ以上に仕事の不条理の背景を解説した部分が面白く読めます。
一度理解してしまえばそれほど不条理でもなく、淡々とこなせるようになるのでしょう。


Four Business Men / PinkMoose


【ポイント】
■1 一見「不条理」な仕事のルールの真相
「適当によろしく」と言われたら、上司が期待する「適当」を具現化しなければいけません。ここであれこれ質問していたら、自分の能力が低いといっているようなものなのです。


この「阿吽の呼吸が大切」とう事実に気づいているか、気づいていないかが、将来的に大きな差を生むのです。いま、本書を読んでこの事実に気づいたあなたは、それだけで一歩成長しています。
 経験でしか得られないということは、どれだけ早く気づくか、の差なのです。早く気づいて努力することが、最高の対処法になるのです。


■2 「ブレない上司がいい上司」のウソ
置かれた環境が変化すれば、考えが変わることは当たり前です。…このように上司の意見がころころ変わるのが当たり前だと思えば、いくらでも対処法はあるのです。


■3 「優柔不断な上司」の深慮遠謀
よく使われるのが「答えを出さない」という落としどころです。いわゆる先送りですね。マスコミが「先送りはけしからん」と散々喧伝したので、こんなことをいうと読者のみなさまも「けしからん」というかもしれません。しかし、「答えを出さない」というのは立派な答えなのです。
 現実の政治の世界は数学のように明確に答えを出せるものではありません。ましてやテレビゲームのように、一度やってみてダメだったらリセットすればいいや、というものでもありません。



【感想】
著者は議員秘書の経歴を前面に出していますが、よく秘書逮捕!などの報道を目にするせいか、ブラック企業どころではないイメージがあります。
そんな暗い、不条理な仕事を経験する中で、著者言うところのいいドロと悪いドロを見分けて生き残ってきたわけですが、何に気をつけ、世界をどう解釈したか、ということが示されています。




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2013ベスト本(キャリア・仕事編)

キャリア、仕事術について。
根性論の前に先人の技術を学ぶもの。
「やる気とか訳のわからんことを言ってるんじゃねぇ!」という人向けです。


凡例:●書名 ○引用


●坂口孝則『モチベーションで仕事はできない』2012

私的ベスト。著者みずから前書きで「モチベーションゼロの仕事術」というとおり、やる気に頼らず、仕事を技術として捉える視点。合理主義の香り。根性論に堕さないみごとな知見。

○自分のモチベーションを立て直すよりも必要なことは、仕事のやり方を変えること。やる気がないままでも、ただただ淡々と仕事を重ね、仕事の技術を向上させることが重要。

○仕事の結果が出ないとき、「やる気がないからだ」と叱責するひとがいる。こんなことが、世の中の中途半端な自己啓発書にあふれているのだ。そうではなく、仕事の成果がでないときは単に技術不足のことがほとんどだ。→自分なりの教科書や作業標準書を作る。

○モチベーションアップの宣教師たちがあげた3つは、次のとおり書き換えられるべきだろう。
・失敗したら成長のチャンスと思え → 思わなくてもいいから、失敗の原因対策をしろ。
・目標を持て、セルフイメージを高く持て → 持たなくてもいいから、仕事のムラをなくせ。
・仕事を愉しくしろ → 愉しくなくても仕事を淡々とこなす技を身に付けろ。






●日野瑛太郎『脱社畜の働き方』2013

東大出身ながらニート気質にあふれ、「脱社畜ブログ」で大評判をとった著者の仕事観。
起業失敗→社畜→再度起業という経験から、会社員への過剰要求の矛盾を突く。

○僕は、こういった「残業前提」のスケジュールを立てて涼しい顔をしている経営者やマネジャーを見ると、激しい怒りに駆られる。こんなスケジューリングをした時点で、彼らが自分たちの仕事をちゃんとこなしていないことは明確だ。…残業前提のスケジュールは、もはやスケジュールと呼べる代物ではない。

○体や心を壊してまで果たさなければならないような責任なんて基本的にはない。それに、体や心を壊してしまったら結局責任だって果たせない。

○しかし、実際起業をした立場で会社員としての待遇を考えてみると、これはどう考えても割に合わないということに気付く。だって、バカバカしいじゃないか。「経営者目線」を持って会社のために行動しても、本当に経営者がもらえるだけの見返りは、決してもらえることはないのだから。






●本田直之『レバレッジ・リーディング』2006

オールタイムベスト。読書で自らのキャリアを切り拓き、セミリタイアを楽しむまでになった著者の仕事論・読書論。自身のめんどくさがりという欠点を活かし、徹底した効率化を行う。いわば「人生の効率化」

○誰か成功した人のやり方を学んで、そこに自分なりの応用を加えるのが成功への近道。試行錯誤に労力を使うのではなく、結果を出すために時間や労力を使う。

○本のストックは切らさない。ダメ本はさっさと読むのを止める。

○成功のはしごに足をかける前に、それが目当てのビルに立てかけてあるかどうかを確かめよ。ステーブン・コヴィー


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