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『もっと面白い本』成毛眞

【概要】
おなじみHONZの成毛代表による書評集。
前作『面白い本』は「給料がみるみる本に変わる」など被害者多数だったそうですが、本書も負けず劣らず。人体、宇宙、歴史、アート、科学、と幅広いジャンルをカバー。全集含め70点151冊が紹介されています。

アマゾンより。
「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。大反響(悲鳴?)を呼んだ前作『面白い本』。火のついた読書欲に“もっと"が止まらない。「もっと面白い本はないのか」「もっと面白い本が読みたい」。人間、宇宙、歴史、芸術、科学。まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。



20091204_Hermitage_library_002 / Friar's Balsam


【ポイント】
■書物への愛がひしひしと伝わってきます。

重厚なテーマ設定ではあるが、本書で紹介する本は、学術書や専門書ではない。あくまでも読んで「面白い」本である。素晴らしい音楽やアートに触れずに暮らしていけないように、人は面白い本を読まずに死ぬわけにはいかない。本書でもそういう面白い本を紹介することに務めたつもりだ。



『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』の紹介
全ページ、著者はこの調子で駆け抜ける。本書を読むにあたっては、いささかのスキも見せられない。本文も脚注も、あわせて100点近くあるかわいいイラストも、すべて油断ならない。何が飛び出してくるかわからないのだ。しっかりした科学読み物なのに、1ページに1回は爆笑することができる。電車の中で読んではならない科学書とは前代未聞だ。


『新版 オペラと歌舞伎』の紹介
しばしば話が逸れて脱線するのもご愛嬌。いや、じつはその脱線のほうが面白かったりするのだ。「良くできた本は全文を引用したくなる」と前にも言ったが、本書もまさしくそういう一冊である。


『読んでいない本について堂々と語る方法』の紹介
付け加えさせてもらえば、本をたくさん買っていると、自分の中に「知の座標軸」のようなものが出来上がってくる。その「知の座標軸」さえ獲得できれば、個々の本の「知の座標点」は目次を見るだけでもわかってしまう。ゆえに、読んでいない本についても堂々と語ることができるというのである。



【感想】
オールジャンルでそれぞれ熱いコメント付きなのですが、特に自分の関心と一致したときには強く訴えかけるものがあります。全く知らなかった分野への関心を掻き立てる文章は著者一流のもの!




その他、こんなところに興味を惹かれました。

比較級を持たない、言語学の基礎理論を覆す存在
『ピダハン―「言語本能」を超える文化と世界観』




人間原理 観測者としての人類が作る宇宙
『宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論』
『宇宙は無数にあるのか』





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『ドロのかぶり方』尾藤克之

【概要】

衆議院議員秘書として数々の修羅場をくぐってきた著者が、秘書の仕事を通じて見出した処世術を語ったものです。
不条理に立ち向かい、むしろ積極的に活用すべきというのが著者の立場。

(13.3.8著者さまコメントにより追記)
私の肩書きはコンサルタント&講師なのです。
内容はコンサルタント経験などビジネス経験のなかで培ったものを照射させながら書いています。


アマゾンの内容紹介より。
理不尽なドロも上手にかぶれば、出世の大チャンスです!


これに続けてドロのかぶり方の技術が語られますが、それ以上に仕事の不条理の背景を解説した部分が面白く読めます。
一度理解してしまえばそれほど不条理でもなく、淡々とこなせるようになるのでしょう。


Four Business Men / PinkMoose


【ポイント】
■1 一見「不条理」な仕事のルールの真相
「適当によろしく」と言われたら、上司が期待する「適当」を具現化しなければいけません。ここであれこれ質問していたら、自分の能力が低いといっているようなものなのです。


この「阿吽の呼吸が大切」とう事実に気づいているか、気づいていないかが、将来的に大きな差を生むのです。いま、本書を読んでこの事実に気づいたあなたは、それだけで一歩成長しています。
 経験でしか得られないということは、どれだけ早く気づくか、の差なのです。早く気づいて努力することが、最高の対処法になるのです。


■2 「ブレない上司がいい上司」のウソ
置かれた環境が変化すれば、考えが変わることは当たり前です。…このように上司の意見がころころ変わるのが当たり前だと思えば、いくらでも対処法はあるのです。


■3 「優柔不断な上司」の深慮遠謀
よく使われるのが「答えを出さない」という落としどころです。いわゆる先送りですね。マスコミが「先送りはけしからん」と散々喧伝したので、こんなことをいうと読者のみなさまも「けしからん」というかもしれません。しかし、「答えを出さない」というのは立派な答えなのです。
 現実の政治の世界は数学のように明確に答えを出せるものではありません。ましてやテレビゲームのように、一度やってみてダメだったらリセットすればいいや、というものでもありません。



【感想】
著者は議員秘書の経歴を前面に出していますが、よく秘書逮捕!などの報道を目にするせいか、ブラック企業どころではないイメージがあります。
そんな暗い、不条理な仕事を経験する中で、著者言うところのいいドロと悪いドロを見分けて生き残ってきたわけですが、何に気をつけ、世界をどう解釈したか、ということが示されています。




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『まだ「会社」にいるの?』山口揚平


kmg_090403_01 海とビジネスマン / kwimsnr


そう問いかけられるとあらためて考えてしまう。
「そういえば、なんで会社にしがみついているんだろう?」

著者は大手コンサルでM&A担当として活躍したそうで、その後独立した経歴を活かして独立精神を語る。
といってそこまで大げさに構えず、独立を「普通のこと」として捉える視点が新しい。

昔はみんな独立していた。
総務省統計局の調査によれば、1960年代、今から約50年前には、約60%の人が自営業者か家族従業員、つまり独立時業者でした。
…約50年前は、独立していることは極めて普通のことだったということです。ここからわかることは、独立とは「向き・不向き」の問題ではなく、誰でもできる単なるスキル・技術、そして姿勢の問題にすぎないということです。



独立ありきではなく、疲弊した会社での無理ゲーからどう脱出するか。
仕事では、個人のスキルを除けば、責任の重さやノルマが、自由度や権限を上回らないようにしなければなりません。もし、上回ってしまったら、その分を、努力と根性という「精神力」で埋めなければならなくなるからです。それは、最初から「負け」が確定したナンセンスな方法です。


独立と起業との違い。家族が食えるだけのスモールビジネスは「独立」カテゴリに入る。
独立とは、1人で食べていくことやその状態を指し、起業とは、新しいビジネスを創ることです。


仕事とは期待値設定から始まる。
能力を高めるより、期待値を下げた方がいい。
仕事は、「期待値設定」→「コミットメント」→「実行」の繰り返し

あらかじめ期待値を下げておき、実行段階でその期待値を超えるパフォーマンスを出すと効果的なようです。


この他、エリートサロンとしてのMBAの効用や、自己啓発書の使い方といったビジネス書好きにはたまらないトピックもあります。


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『1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法』クリス・ギレボー (著), 本田直之 (翻訳)


Vegas winnings. / BuzzFarmers


起業というと「借金を背負って大冒険!」と思いがちですが、最近は小さく始めるスモールビジネス系の起業論が語られています。

本書は、レバレッジシリーズでおなじみの本田直之さんによる翻訳本。
原題は"The $100 STARTUP"で起業の初期段階について語られています。
無駄を嫌う翻訳者だけあって、本書も「悩むのは無駄」といわんばかりの切れ味です。

一言でいうと、「あれこれ悩まず、少額で小さく始めてビジネスを回していこう」という呼びかけです。
本書から、小さなビジネスを始めるにあたって考えるべきことを3点紹介します。

1 ビジネスを始める前に考えるべきこと
意欲的なビジネスオーナーの多くが犯す過ちが2つある。しかもその2つは関連している。1つはプロジェクトを始めるためのお金をどこで手に入れるか考えすぎること。そしてもう1つはビジネスによる収入がどこから入るのかほとんど考えないことだ。



2 プライシング 思い込みから自由になるための発想
価格を決定する最悪の方法は、それをつくるのにどれくらい時間がかかるか、あるいはあなたの時間にどれくらい「価値があるか」を考慮することだ。あなたの時間にどれくらい価値があるかは、完全に主観的な問題だ。…提供するベネフィットに基づいて価格を決めるときは、一歩も引かない覚悟をしよう。いくらにしようと、高すぎると文句を言う人は必ずいる。これまで会った人たちのなかで、「新しいビジネスが成功しているのは業界最安値をつけているからだ」と言った人は、ほとんどいなかった。



3 最後の一歩を踏み出すために。「撃って、構えて、狙う」
夢を追うのに、誰かの許可がいるはずもない。あなたが一万円起業を始めるのを待っているのなら、待っていないで始めよう。




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赤羽雄二『ゼロ秒思考』


Thinking RFID / @boetter


コンサル系の人がよく「“考える"と“悩む”は違う」と言っていますが、何がどうちがうのでしょうか。

本書ではマッキンゼー出身の著者が、自らのアタマの整理術を紹介し、「考えること」そのものについての考え方を示しています。
実際に試してみると、シンプルな仕掛けでの思考の筋トレといった雰囲気で、シンプルであるだけにスグに使え、どこでもできるものとなっています。

本書で紹介されるメモの技術は、「テーマごとにA4用紙1枚を使い、1分で4-6行のメモを書く」というもの。
いうなれば脳のデフラグ的な作業で、さまざまなテーマを用い、1日10枚を書き続けることで、頭の中のもやもやがすべて吐き出され、思考の堂々巡りがなくなるというものです。

この1分メモには何を書いてもいいんだろうけど、初心者のために膨大なサンプルが用意されています。

テーマの例
・なぜ課長はあんな嫌な言い方をしたのか?
・自分はどういう時、元気が出ないのか?
・どきどきしてもかまわず行動する方法はあるか?
・どういう時、頭がよく整理できるか?


技術面とセットで、メモによる「ゼロ秒思考」を支える著者の思想も語られています。
とにかくモヤモヤ吐き出して、書き出して、脳のメモリを解放するのがコツのようです。

1ページ1分で、思いついた瞬間に書く


メモに書かないと、同じことばかりああでもない、こうでもないと考え続けるので、悩みが減らないし、頭を無駄に使っている、時間を大変に浪費しているという証明でもある。


私の経験上、ほとんどの方が多かれ少なかれ悩みつつ、手探りで仕事をしている。もやもやを抱えつつ進めている。それを上司や先輩が助けてくれることはあまりない。ダメだしはするが、考えのプロセスを丁寧に教えてくれ、どうやったらもっとうまく考え、企画できるか教えてくれることはまずないだろう。当然、アウトプットの質が急激に上がるはずもない。これは会社だけでなく、自分にとっても大きな損失だ。



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『カイジ「勝つべくして勝つ」働き方の話』小暮太一


Poker! / Viri G


結局、資本主義では全てがギャンブル。…何をすべきか100%明確に分かってる人なんていない。

『マルクスる?』で労働価値説をわかりやすく噛み砕いた著者が、"カイジ"の悪役たちのセリフを題材に、資本主義ゲームのルールに迫ったもの。若干の後味の悪さがリアルで、読んでいて心地よい。

カイジのセリフを受けた著者の解説に、海外脱出派の人たちがいう、「日本のクソ労働環境」の正体がにじんでいます。
"お客さまは神様""社会人らしさ"という共同幻想を抱き、奴隷同士がお互いの首を締め合う姿。

ブラック企業は、ブラック消費者が作り出す。
ブラック企業は、ブラック消費者が作り出す。
…企業は消費者に依存し、消費者の「命令(希望)」に従っているのです。
…自分がブラック消費者になり、お店に「やり過ぎな要求」をしたために、やがて自分自身も労働者として企業から「やり過ぎな要求」をされることになります。



その他、ピンチに陥るたびに才能を発揮するカイジのかっこよさの正体についてあれこれ。
最後に「あと1ミリ!」と考えるかどうかで、大きく結果が変わり、他人との大きな差になる。


常に安心領域を拡大していくこと。言い方を変えると、常に不安とストレスを感じる仕事にチャレンジし、克服していくこと。


野球でも3割打てれば一流。ビジネス世界でも10割を狙うことがそもそも論外。


意思は有限。使うと減ってしまう。意思の力に頼らずとも行動できる環境を整える。



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クレイソン『バビロンの大富豪』


Song of the Day 29 / bulliver


マネー哲学の古典として有名な、クレイソン『バビロンの大富豪』を読んでみました。

原書は1920年代のベストセラーで、古代バビロニアの商人に題材を取った、お金のルール集。
人生の戒めといった雰囲気。

本多静六『私の財産告白』にも通じる、お金の思想。
10分の1天引き貯金による投資原資づくり。


○財布にコインを10枚入れたら、使うのは9枚までにする。

○私たちがそれぞれ必要経費と読んでいるものは、自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものなのです。必要な経費と自分自身の欲求とを混同してはいけないのです。



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『世界中のエリートの働き方を一冊にまとめてみた』ムーギー・キム

東洋経済オンラインの人気コラム"グローバルエリートは見た!"を再編、加筆したもの。

著者はいわゆる在日韓国人で、慶応から海外MBAを経て外資でキャリアを積んだ純粋培養のグローバルマッチョさん。
コンサルから投資銀行へ見事な立身出世、というか外資エリート職種を総なめにしている。

半分は投資スタイルと家庭生活を比較した柔らかい話ですが、巻末付録として"トップエリートがやっている「今日からマネできる!」12のスキル"の紹介があって(一部は)普通の人でも使えそう。

グローバルマッチョの価値観がその理由とともにわかりやすく示されている。

○また、できるだけ会社の近く(できれば徒歩圏内)に住むのもおすすめだ。通勤時間の削減から週末出勤の心理コストを下げることまで、結構な競争優位につながるからだ。

○「一生懸命働くだけではダメで、いい働きぶりを周囲のキーパーソンに知らしめることが大切。『いい働きをすること』よりも『いい働きをしていると思われること』のほうが出世のために重要なのだ」とは、(私がこれに同意するわけではないが)国や会社によらず、多くのビジネスパーソンがよく口にしていることである。



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お役所のご法度さえあればご飯大盛り三杯はイケる

反逆官僚・宮本政於氏の『お役所のご法度』を読んでみた。
出版当時の90年代前半はそこそこ話題になったようです。

著者は医系技官で正統派の官僚とは異色の価値観を持ち、ために主流を外されたという。
のち50代で病死するなど不遇の人生。

ひねくれた人っぽいけど、指摘は鋭い。

○でも海外出張に行く官僚たちは、体をいたわりながらのスケジュールを組むことはできない。傍で見ていても可哀想だと思ってしまう。体に優しい旅程を立てられない、その理由は、日本社会に存在している「妬みの構造」が原因だ。
…だが、おみやげだけでは妬みは消え去らない。そこで、他人の妬みを意識する官僚たちは、自由な時間がほとんどないような、忙しい日程に自分たちを入れる。「こんなに忙しい日程を消化しなければならないのです。可哀想でしょう」と相手のサディズムに訴える。これこそ日本的気配りの真髄である。



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『宴会を制する幹事は仕事も制す』篠原あかね

役員秘書として数々の宴会手配を手がけた著者が自らの経験を理論化したもの。
のち研修講師となった著者の経歴からはコミュニケーションの達人であることが伺える。
本書では経験から導かれた知識が言語化・体系化されているので適用範囲が広い。
"ハーバード流宴会術"をさらにテクニカルに噛み砕いた印象。


著者の視点はこんな感じ。

○幹事業務は伝承ではなく実学として体系化できる。

○宴会幹事の得手不得手は才能や個性ではない。

○あなたが一番大切にしているお店は、宴会に使わないことです。いくら自分が優秀な幹事であっても、参加者のその日の状況によってはお店に迷惑をかけることもあります。


その他、宴会に来ない社員へのアンケートなど興味深いデータも紹介されています。

○「行きたくない」理由
・会費が高い
・食べ物の好き嫌いが多いため、料理があまり食べられない。会費を払って損した気分。
・煙草の煙が服や髪についてイヤ
・管理職というだけで会費を余分に取られる




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2013ベスト本(キャリア・仕事編)

キャリア、仕事術について。
根性論の前に先人の技術を学ぶもの。
「やる気とか訳のわからんことを言ってるんじゃねぇ!」という人向けです。


凡例:●書名 ○引用


●坂口孝則『モチベーションで仕事はできない』2012

私的ベスト。著者みずから前書きで「モチベーションゼロの仕事術」というとおり、やる気に頼らず、仕事を技術として捉える視点。合理主義の香り。根性論に堕さないみごとな知見。

○自分のモチベーションを立て直すよりも必要なことは、仕事のやり方を変えること。やる気がないままでも、ただただ淡々と仕事を重ね、仕事の技術を向上させることが重要。

○仕事の結果が出ないとき、「やる気がないからだ」と叱責するひとがいる。こんなことが、世の中の中途半端な自己啓発書にあふれているのだ。そうではなく、仕事の成果がでないときは単に技術不足のことがほとんどだ。→自分なりの教科書や作業標準書を作る。

○モチベーションアップの宣教師たちがあげた3つは、次のとおり書き換えられるべきだろう。
・失敗したら成長のチャンスと思え → 思わなくてもいいから、失敗の原因対策をしろ。
・目標を持て、セルフイメージを高く持て → 持たなくてもいいから、仕事のムラをなくせ。
・仕事を愉しくしろ → 愉しくなくても仕事を淡々とこなす技を身に付けろ。






●日野瑛太郎『脱社畜の働き方』2013

東大出身ながらニート気質にあふれ、「脱社畜ブログ」で大評判をとった著者の仕事観。
起業失敗→社畜→再度起業という経験から、会社員への過剰要求の矛盾を突く。

○僕は、こういった「残業前提」のスケジュールを立てて涼しい顔をしている経営者やマネジャーを見ると、激しい怒りに駆られる。こんなスケジューリングをした時点で、彼らが自分たちの仕事をちゃんとこなしていないことは明確だ。…残業前提のスケジュールは、もはやスケジュールと呼べる代物ではない。

○体や心を壊してまで果たさなければならないような責任なんて基本的にはない。それに、体や心を壊してしまったら結局責任だって果たせない。

○しかし、実際起業をした立場で会社員としての待遇を考えてみると、これはどう考えても割に合わないということに気付く。だって、バカバカしいじゃないか。「経営者目線」を持って会社のために行動しても、本当に経営者がもらえるだけの見返りは、決してもらえることはないのだから。






●本田直之『レバレッジ・リーディング』2006

オールタイムベスト。読書で自らのキャリアを切り拓き、セミリタイアを楽しむまでになった著者の仕事論・読書論。自身のめんどくさがりという欠点を活かし、徹底した効率化を行う。いわば「人生の効率化」

○誰か成功した人のやり方を学んで、そこに自分なりの応用を加えるのが成功への近道。試行錯誤に労力を使うのではなく、結果を出すために時間や労力を使う。

○本のストックは切らさない。ダメ本はさっさと読むのを止める。

○成功のはしごに足をかける前に、それが目当てのビルに立てかけてあるかどうかを確かめよ。ステーブン・コヴィー


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2013ベスト本(マネー編)

アーリーリタイアを目指す人には外せない「お金」の話。お金の概念。人生への位置づけ。
今年の新刊では2008年刊行の『お金の運用術』の改訂版がよくまとまっている。その他、基本書。


凡例:●書名 ○引用

●山崎元『全面改訂 超簡単 お金の運用術』2013
新書版で繰り返し流せる基本書。投資、お金についての考え方を概観。
投資ありきではない視点。「投資は6番目に大事」とするのが新しい。

○豊かさへの影響度
1、稼ぎの多寡(ダブルインカム、老後の仕事、副業…
2、支出・貯蓄の習慣
3、住居・不動産(所有にこだわるな、分相応に、時間もコスト
4、保険
5、自動車
6、資金運用 ※ただし、運用元本の増加とともに重要度が増す。






●ジョージ・S・クレイソン『バビロンの大富豪』2008
オールタイムベストなマネー哲学の基本書。原書は1920年代のベストセラー。
10分の1天引き貯金による投資原資づくり。

○財布にコインを10枚入れたら、使うのは9枚までにする。

○私たちがそれぞれ「必要経費」と呼んでいるものは、自分で気をつけていない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまう。…必要な経費と自分自身の欲求を混同してはいけない。





●本多静六『私の財産告白』S25初版
こちらもオールタイムベストなマネー哲学の基本書。
著者は苦学して帝大教授になるも、その貧しい生い立ちを忘れず、徹底した倹約生活を実行。問答無用の「4分の1天引き貯金」で投資原資を積み上げる。小さい原資を大きく育てていく様子はバフェットの「スノーボール」にも通ずる。

○苦しい苦しいで普通の生活を続けて、それでもいくらか残ったら…と望みをかけていては、金輪際余裕の出てこようはずはない。貧乏脱出にそんな手ぬるいことではとうていダメである。いくらでもいい、収入があったとき、容赦なくまずその4分の1を天引きにして貯金してしまう。そうして、その余の4分の3で、いっそう苦しい生活を覚悟の上で押し通すことである。

○金というものは、雪だるまのようなもので、はじめはホンの小さな玉でも、その中心になる玉ができると、あとは面白いように大きくなっていく。


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