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『教養としてのプログラミング講座』清水亮

【概要】

6歳でコンピュータに目覚め、立ち上げ期のドワンゴ社でゲーム開発者として活躍した著者がプログラミングを平易に語ったもの。

前半ではプログラミング的なものの見方、後半では自ら開発した「6歳の子供でも扱える」簡易プログラミング言語ムーンブロックの解説となっています。


◆Amazonより
もの言わぬ機械とコミュニケーションする手段「プログラミング」。
コンピュータが隆盛を極めた今、もはやそれは身につけるべき教養だ。
この本は、一冊で優れたプログラマーの思考を習得することを目指す。
ジョブズやゲイツ、現代の成功者はどんな世界を見ているのか?




Programmer's Code / MLibrary




◆1 あれもプログラミング

著者の世界観が光ります。

プログラミングとは、一言でいえば「自分以外のものを、思い通りに動かす方法」のこと。適切にプログラミングしたものは、たとえば作者が消滅したとしても、作者の意図を反映し、プログラミングしたとおりに動くことになります。これが企画であれば、企画者の意図通りにユーザーの気持ちを動かそうとするのも「プログラミング」であり、組織であれば、組織全体をリーダーの意図通りに動かそうとするのも「プログラミング」であるといえます。


かつてこういう技能は「経営能力」だとか「仕組みを作る力」だとか、色々な名前をつけて呼ばれていました。しかし、私にとって明確にこれはプログラミング能力、つまり、自分のいないところで、「自分以外のものを思い通りに動かす方法」として身に付いているものなのです。



◆2 コミュニケーションの原型

プログラミングの視点から、コミュニケーションを問い直します。

そして、プログラミングした対象が期待通りの動きをしなければ、それは全て命令を下したプログラマーの責任。あなたがもしプロのプログラマーだったなら、誰かにお使いを頼み、意図したものと違ったものを買ってこられても、そこは黙って「指示を漏らした自分にこそ責任がある」と、自戒しなければなりませんよ。


プログラマーの間で流通している格言に「プログラムは思ったとおりに動かない」というものがあります。ただしこの格言はこれだけで終わらず、後ろにはこう続きます。「書いた通りに動くのだ」




【感想】

趣味がプログラミング、なんて聞くといかにもオタクでコミュ障で、みたいな印象ですが、著者の世界観を通じてみればそんなことはなさそうです。

あれもこれもプログラミングで、むしろ世渡りに必須の能力であるようにさえ思えてきます。

全ては伝える側の責任という指摘。

「察すること」を拒むコンピュータプログラミングは、コミュニケーションの原点を示しているようにも思えます。





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